【保険代理店向け】魅力的なWebセミナーを企画する3つのSTEP

【保険代理店向け】魅力的なWebセミナーを企画する3つのSTEP 保険代理店のマーケティング

こんにちは、保険代理店向けに顧客管理システムを開発している株式会社hokanのメディア運営チームです。

本メディアでは、日々保険代理店の方々とお話をしている中で、よく話題に上がるお悩みをもとに、コンテンツを作成しています。

今回はセミナーを開催する前に考えておくことや、セミナーの内容の決め方など、セミナーの企画をするときに大切な3つのステップについて解説します。

見込み客開拓や、既契約者のフォロー方法として、セミナーの活用はとても有効な手段です。特に昨今はコロナ禍ということで、対面だけでなくWebセミナーの需要が高まっています。ただ、「どのように集客すればいいのか」「どのような内容で行えばいいのか」などに悩んでいる代理店様の声を多く聞きます。

セミナー開催の目的を決める・明確化する

1つ目のステップは、「セミナー開催の目的を決める・明確化する」ことです。「なんのためにセミナーを開催するのか」という目的を明確にしてからでないと、セミナーの企画を進めてはいけません。なぜなら、セミナーの目的によって、集客するターゲットやセミナーの内容なども大きく変わってくるからです。

保険代理店がセミナーを行う場合の目的の例をいくつか紹介します。

  • 新規見込み客リストの獲得(※難易度が高い)
  • 見込み客リストのフォロー
  • 顧客への追加販売・関連商品の紹介
  • 顧客への満足度アップ・流出防止
  • 販売代理店との関係強化

目的が明確にならないと、セミナーを開催してもなかなかうまくいきません。まずは目的を明確にしてから次のステップに進むようにしましょう。

目的を決める上で大事なことは、「セミナーを告知できる対象者リストはどんな方で、どのくらい人数がいるのか」を把握することです。多くの方が「集客がうまくいかない」ことをセミナーがうまくいかない理由としてあげていますが、セミナー企画がセミナーが成功するか否かの大きな割合を占めています。

日頃から既契約リストや見込み客リストを整備しておき、ターゲットリストの属性とセミナーの目的、コンセプトがずれていないかを確認することで、セミナーの成功率を高めることができます。

ターゲットを明確化することが重要

2つ目のステップは「ターゲットを明確にすること」です。セミナーの告知対象者リストを精査した上で、セミナーの目的も明確にできたら、もう少し細かくターゲットを絞っていきます。保険代理店がセミナーを行う場合、一般的には下記のような切り口でのターゲティングが考えられます。

ターゲティングの例
  • 契約に至っていない見込み顧客
  • 生保のみの既契約者
  • 損保のみの既契約者
  • ライフイベントを迎える既契約者
  • お子さんをターゲット(お子さん向けマネーセミナーなど)

ここで大切なことは、「本当にこのターゲットを集める事ができるのか?」を考えることです。具体的には「ターゲット層の人数は十分か」と「ターゲットはWEBセミナーに参加可能か」という2つを考慮する必要があります。

例えば、損保のみの既契約者に対して生保の必要性を伝えるセミナーを行おうとしても、告知できる人が数名しかいなければセミナーが開催できない可能性があります。

もしくは、介護についてのWebセミナーを65歳以上の方を対象に行おうとしても、Webセミナーに慣れていない層なので、こちらも集客ができない可能性があります。ある程度の人数があり、セミナーを案内したときにある程度の反応が見込める層をターゲットに設定しましょう。

ターゲットに即したコンテンツ内容を決める

3つ目のステップは「ターゲットに即したコンテンツ内容を決める」ことです。ここでは、コンテンツの内容を決める際に重要な4つのポイントを説明いたします。

ターゲットの課題・悩みは何か

1つ目は、ターゲットの課題・悩みをリサーチし、それを解決できるようなコンテンツを考えることです。なぜなら、セミナーに参加する理由は、「セミナーを聞くことで、自分の悩みや課題を解決してくれそうだから」です。

例えば、セミナーのターゲットを「既契約者で、小学生未満の子どもがいる女性」とした場合を考えてみます。20〜30代の女性にアンケートを取った結果、お金の悩みの第一位は「老後の備え」で、第二位が「出産・育児にかかるお金」でした。

つまり、この層をターゲットとする場合は「老後の生活資金」や「お子様の教育資金」をコンテンツ内容にすべきでしょう。自分たちが得意なセミナーではなく、あくまでターゲット層の課題・悩みをベースにコンテンツ内容を決めることが基本です。

自社でその課題に対して提供できる価値は何か

2つ目は、セミナーを受けた方にどのようなアクションを取ってもらうかを考えることです。例えば、新規顧客の獲得や既契約者への追加販売であれば「個別相談への誘導」が次のアクションになることが多いです。そして、次のアクションにつなげる際には「顧客の抱える課題に対して、自社はどのような価値が提供できるか」をしっかり伝えることが重要になります。

セミナーはあくまで課題を明確にする場であり、その後の個別相談でどのようなことができるかを伝えることで、顧客に次のアクションを取ってもらいやすくなります。

参加メリットを明確にできているか

3つ目は、参加することのメリットを明確にできているかを考えることです。例えば、老後の資金についてのセミナーを行う場合であれば、「老後の生活資金の心配をなくすことができる」や「老後の生活資金の具体的な準備方法がわかる」といったことが参加メリットになります。

要確認!開催ターゲットにきちんと訴求できるコンテンツ内容か?

4つ目は、ターゲット層に訴求できるコンテンツ内容になっているかを考えることです。ターゲット層の悩みや課題を把握してコンテンツ内容を決めたとしても、内容がターゲット層の求めているものとずれていた場合、次のアクションを取ってもらうことは難しくなります。

例えば、周りにセミナーのターゲット層と同じ属性の方がいれば、実際にインタビューをするのも有効な方法です。もしくは、他の保険代理店が行ったセミナーの内容をWebで検索して参考にするというのも1つの方法です。

コンテンツの訴求力が低ければ、せっかく集客ができたとしても次のアクションを取ってもらえず、結果うまくいかないということも考えられます。Webセミナーの成否はここで左右されますので、実施するコンテンツ内容がターゲット層に訴求できる内容かどうかはしっかり確認しましょう。

イベント登壇者・企画者全員のレビュー&承認を取る

最後に、Webセミナーを実施する際は個人で企画から実施まで行うのではなく、必ず複数名で行うようにしましょう。個人で企画から実施まで行ってしまうと、どうしても内容も独りよがりになってしまいます。

具体的には、ここで説明したステップを参考にセミナーの企画書を作成し、企画者だけでなく実際の登壇者やチームリーダーなど、複数のメンバーでディスカッションを行いながら内容を検討していくことをおすすめします。

まとめ

ここまで、Webセミナーを企画する上で大切な3つのステップについて解説いたしました。Webセミナーの企画を行う前には、まず自社でセミナーの告知ができる方のリストを整備し、どのような方が多いのかというデータをいつでも参照できる環境を作っておくことが大切です。

実際にセミナーを企画する際には、ぜひこちらの3つのステップを参考にしてみて下さい。